自動販売機の設置場所探しという意外なアルバイト

自動販売機の設置場所探しという意外なアルバイト

「ああ、今月も金欠だ!」私は大学の食堂で一緒に食事をしている友人に、つい愚痴をこぼしてしまいました。

「だったらアルバイトの数を増やせば良いじゃないか」友人の返事はにべもなく私は落ち込みます。

「そうは言ってもこれ以上アルバイトの数を増やすと学業に影響が出てしまうよ」「君はこなしているアルバイトの数はそう多くないだろう?手の空いてる時間がまだまだあると思うんだが」「でも実験の経過の観察などで不定期に大学に顔を出さなくちゃならない。

出勤時間が固定されているアルバイトに従事すると何かと支障をきたすんだよ」私が悩みをうち明けると友人はしばらく考え込んでいましたがやがて顔を上げておもむろに口を開きました。

「だったら不定期に空いてる時間を有効活用出来るアルバイトを紹介してあげようか?」「是非お願いするよ」私は友人の提案に飛びつきます。

「それは自動販売機の設置場所を探すというアルバイトさ」「自動販売機の設置場所探し?自動販売機と言うとあの街中で飲料や食品を販売している機械の事だよね」友人の意外な発言に私は戸惑ってしまいました。

現在では普通の家の前にも自動販売機は置かれています

友人は私に自動販売機の設置場所探しというアルバイトを紹介してくれましたが、あまりに予想外な申し出です。

そんなアルバイトを私は今まで聞いたことがありませんでした。

「自動販売機を置いている場所はメーカーの社員が調査決定するか、自動販売機を店先に置きたい店舗の方から申し出るものだとばかり思っていたけど違うのかい?。

だいたい自販機を設置する場所なんてコンビニエンスストアやスーパーマーケットといったお店の前なんだから探すも何もないように思えるけど」「本当にそうかい?良く思いだしてみなよ。

普段は見過ごしているかもしれないけど自動販売機は物を売っているお店の前だけじゃ無くいろいろな所で目にしている筈だよ」友人に言われてよくよく思い出してみると、確かに普通のアパートの前や駐車場の入り口、人通りの多い一軒家の壁際でもよく自販機の姿を見かけます。

自動販売機設置の条件とは

「本当だ。

確かに一般的な家の前にも自販機は設置されているね。

あれはどういうことなんだろう?」「家主自ら自販機設置を申し出る場合もあるけど、多くは専門の会社から依頼を受けた人員が家の人と交渉して設置の許可を取りつけているんだよ」友人はそう私に説明しました。